"13日の金曜日"を手掛けた『Horror, Inc.』(ホラー社) とヴィクター・ミラー氏との裁判、結局どうなった?
というまだ気にかけて下さる方の為に、8ヶ月ぶりのニュースです。
そんな私も昨日上げた記事のフリーゲームが13金をちょっとモチーフにしてて思い立ったのですが。
直前の流れをおさらい
もうどんな感じだったか覚えていないという人がほとんどだと思います。簡単にもう1度おさらいをしましょう。
・そもそもはヴィクター・ミラー氏が映画「13日の金曜日」について脚本の所有権は自分にあると訴えた裁判
・ホラー社側はアメリカの法律がなんやかんやでウチに帰属していると反論
・ミラー氏が地方裁判所で勝訴
・「Friday The 13th :The Game」の販売差し止め等は無い
・ミラー氏は13日の金曜日ディレクター、ショーン・カニンガム氏との和解に向けての対話を拒否
・ゲームにおける新しいコンテンツの追加はほぼ無理
・ホラー社は控訴を検討、しかしその場合2年くらい更に掛かるかもしれない
というのが前回までのあらすじです。
ヴィクター・ミラー氏の所有権が認められ、ストーリー・パメラ・子供ジェイソンその他一作目に関係している、していそうな部分は現状では今後使えないということですね。
今回の進捗
こんなツイートを見つけました。A small update in Horror, Inc. v. Miller. Apparently, no settlement at the mediation. The parties just filed this Stipulation Regarding Use of Deferred Appendix which just means that they won't have to file the appendix until after they file their briefs. pic.twitter.com/E3FoO38PWA— Larry Zerner (@Zernerlaw) 2019年5月29日
ホラー社対ミラー氏のちょっとした進捗です。
どうやら、調停での和解に向かっているようです。
両当事者は、付録の使用に関するこの規定を提出したばかりです。
つまり、概要を提出するまでは付録を提出する必要はないということです。
どうやら専門用語が混ざっているようで直訳がよく分からないことになってしまっていますが、
「概要」…各当事者が主張する、認められるべき理由を説明する控訴裁判所に提出された法的書類
「付録」…概要で言及されているもののリスト
らしい。
ちなみにこのラリー氏は弁護士さんです。
和解とは言ってますが、両者に利益をもたらすような形を求めるということは今の状況では実質ミラー氏に譲歩を求めるような感じです。
結局は法廷闘争でまたさらに時間が掛かるということですね。
この控訴について、ラリー氏は「残念ですが、またさらに多くの時間が必要になるかもしれない」、さらに「この控訴でもおそらくミラー氏が勝つでしょう」との見解を示しています。
なんかいつの間にかホラー社が控訴し、そしてまた負けそうなところまで話が進んでおりました。
という訳で、映画の続編とゲームの新コンテンツはしばらく日の目を見ることは無いでしょう。
今春リリース予定だったSwitch版はどうなったのでしょうか…。
しかし、直接関係はありませんが楽しみな話もあります。
「Friday The 13th :The Game」の開発元「IllFonic」(今の開発は違う会社)は現在新しい非対称サバイバルゲームを開発しているらしい…!
『Predator: Hunting Grounds Game』プレデター対軍人の非対称マルチゲームがPS4で発売決定!
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