『UMIGARI | ウミガリ』海洋微ホラーの簡単な考察など


チラズアートさんの"UMIGARI | ウミガリ"について、簡単にエンディングや考察などを述べていきます。

ただ、今までのものよりは想像が入る余地は少ないので非常に簡潔なものになっています。

深い話を期待して来られた方は申し訳ありません。

※プレイ時のバージョンは1.21。もちろんネタバレがありますので注意してください。

エンディングについて

エンディングは複雑なものは無く、最終的な選択肢でバッド?&トゥルーに分かれるシンプルなマルチエンド。

しかも間違えた場合は「それで良かったのか?」とすぐやり直しさせてくれる親切設計です。
最後、「神」と同等の存在になったパパクジラとの対話で、それまでこの世界で感じてきたことについて選択肢があります。
あなたが出会った人間たちは、悪そのものだったか? 
人間に正解はあるのか?
人間は完璧な存在であるべきなのか?
一度失敗したものはやり直すことは許されないのか?
私の過ちを償うには、もう遅すぎるのか?
あなたは、この呪いを解くべきだと思うか?
以上全ての選択肢で「いいえ」を選ぶとトゥルーのルートへ、どこかで「はい」を選ぶとバッド的なルートへ行きます。

最後の問いかけに対しては答えは決まっています。
人間とは何だ?この世界はどうしたら良くなる?→共に生きるために、魚だった人間に考える力を与えて
これでトゥルーエンドへ。

簡単な考察

このゲームはチラズ作品としては非常に珍しく、序盤から色々と世界観のヒントのようなものを出してくれています。

むしろ隠す気が無いくらいはっきり言っている時もありますし、何ならラストのクジラが全部説明してくれます。
ちょこちょこエリア拠点近くにいるしゃべる特殊な魚により、「君は魚」と大分序盤から明言されていたりも。(これは元人間だったんでしょうね)
人間のように見えるキャラクターたちもどこか様子がおかしかったり、「自分は人間ではない」と匂わせる発言をしていたり、魚顔(これは多分わざと)だったりと色々です。

鈴木さんは元スズキなのでしょうか。
ともかく、この世界は人間に嫌気が差したクジラの神的パワーにより、血の濃い薄いはあれど魚類⇔人間が入れ替わった世界ということでした。

しかし、魚はその知能の低さ、そしてそれゆえ共食いという本能を残したままでコミュニティが築けなかったようです。

主人公や「みうな」のようにたまに元から知能の高い個体はいるようで、トゥルーのルートでは知能を得た元魚類たちに対し同族も魚も食べちゃダメですよー仲良くしましょうねーと教育したりしているように見えます。
ついでに、ではないんですが、エンディングに鶏卵っぽいものが配られていることから動物はどこかには存在しているようです。

トゥルーの世界線は「呪いを解く?→いいえ」という流れですので、入れ替えはそのまま。ほぼ水没していますので人間の体の方が不便ではないでしょうか。

バッド?ルートの方では魚が人間に戻されていますが、どう見ても死んでいるようにしか見えませんし生き残っても前述の通り大部分が海だしウミガーとかいう化け物はいるしでまあまあ厳しいかも。

ハッピーエンドのような描かれ方をしているものの、どちらに救いがあるかは…ちょっと分かりませんね。

最後に、主人公が狩りをしていた本当の理由は正直不明のままだと思っています。

魚屋は「なんとなく人間が憎かった」と言っていたので主人公もそうだったのかな、と考えると、ラストに人間悪くないみたいな選択肢になる理由が分からなくなるんですよね。

それまで積極的に人間を狩りまくっていて触れ合いとかは無い=考えを改める機会は無かったので。謎です。

今のままだと「別に恨みとかは無いけど魚が人間であることは理解した上で金を稼ぐために漁をなんとなくしてた」になっちゃう…いや、ある意味これは人間らしいのか…?
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