SwitchBot公式からのメールが死ぬほど怪しかった話


今回は超久しぶりにゲーム以外の話題を。

最近、「SwitchBot」機器を導入したのですが、それ関連で色々あったのでお話していきます。

とは言っても機器そのものではなく、SwitchBotを名乗るメールが怪しかったという話です。

事の発端

先日、AMAZONのセールでSwitchBotの某製品を購入したのが始まりです。

すでに使っている人が多そうなので詳しい説明は省きますが、SwitchBotはアプリで機器を遠隔操作したり自動で動作させたり等ができる、いわゆるスマート家電に属する系のアイテム。

そしてそれを買うということはつまりアプリを使うことになるわけで、ここのアカウント作成にメールアドレスが必要になる→メルマガみたいなものが来るようになるという流れになります。

問題のメール

アドレス登録後しばらくすると、こんなメールが来ました。

「アンケートを回答するとプレゼントをゲットしよう!」(原文ママ)、送り主は「スマート家電 CS推進部(アドレスはmailmagazine-jp@voicefromyou.com)」
先に来ていたメルマガとは名前もアドレスも違う、よく見るとタイトルや画像の日本語も若干おかしい、で怪しさ満点。回答者全員なのか抽選なのかどっち。

ただタイミング的にはバッチリすぎて詐欺メールとは考えにくい、でもたまたま合致してしまった時が一番ガードは緩くなるし…と考えました。銀行系の詐欺メールとかもそうですよね。

一応、念のために「voicefromyou.com」のドメイン所有者情報はChatGPT君に調べてもらいましたが、所有者は非公表で取得が2023年11月という情報くらいしか得られませんでした。

で、誰かしら同じ境遇の人がいるだろう、と思って上記アドレスをググってみたら全く引っかからないことでさらに悩んだのですが、なら他の人のために自分が発信者になろうと考えたのが今回記事にした一番の理由です。

結局、ここでは何か個人情報を入力するわけじゃないし、ということで至極真面目にアンケートに答えました。
※ここで当たった場合に欲しいSwitchBot製品、おそらく全部2000円相当くらいのものを3択くらいで選ぶフェーズもあります。

そして約一週間後、
とこんなメールが来て確かに嬉しかったのですが、これは今思うと多分全員当たるやつなのでしょう。

「期日までに発送先情報を入力してくれ」というフォームのリンク付き。

ただ、これの送り主は「SwitchBot SwitchBot」という限りなく怪しい名前に変わっており、アドレスは上記のものと同じ、さらに入力フォームは独自のものではなくGoogleフォーム

(やっぱりアカンかったのでは?)との気持ちが強くなり、ここで公式に問い合わせることにしました。

ただ、このメールに記載されている問い合わせ先は送り主のと同じだったので、公式ページに載っているサポート先(support@switchbot.jp)へ。

こちらと向こうの対応

結果を言うと、サポートのメールは送信後一週間(フォームの入力期日を数日過ぎた頃)にやっと返ってきました。

こちらが件のメール情報付きで「このメールが本当に公式のものか確認がほしい」と送ったのに対し、遅れてやってきた返答は「いっぱいキャンペーンやってるから今は分かんない」という全く役に立たないもの。
今回がたまたまこうだっただけで普段のサポートは優秀なのかもしれませんが、正直私からしてみたら、今後はもう…ここはないかなぁ…という感じです。

一方で配送先情報の登録期日は迫っていたので、かなり悩んだ末に結局フォームに入力することに決めました。ネタにもなるし。
フォームはこんなんでした
ここでも「は?」と思うポイントがあって、配送先の情報だけだと思わせておいて、商品レビューをAMAZONに投稿した上でそれの証拠スクショをほぼ強制してきたんですね。

一応それをしたくなければフォーム管理者に直接言ってね!という無茶そうな回避策は書いてありましたが、これじゃあアマギフやるからレビューに星5付けろと言ってくる業者と何が違うのか。

なんだかんだ言いながらアンケートに書いたものと同じような内容のレビューは投稿しましたけども。
※これを見ている方で同じような場面になった方がいたら、AMAZONのレビューって大体即日反映じゃないので注意してください。投稿する前の画面のスクショでいいはずです。

冷静になって考えたら、詐欺業者だったらここまでやる意味はないから大丈夫なのかなとちょっと安心した部分はあります。

結末

数日経ったところで、お礼のメールが届き、その中に発送予定も記載されていました。

前のメールではフォームの入力を確認でき次第、その期日までにはヤマトで発送する、みたいなことが書かれていましたが、それは守られてはいません。

そこから3日ほどですかね、確かに謝礼の品が日本郵便で送られてきて受け取ることができました。
送り元は埼玉県比企郡のAMAZON拠点からだったので、プレゼント的な手続きを取っているのかな?

とにかく、なんだかんだ散々言ってきましたがあのメールは詐欺でも何でもなく本物だった、というのが本記事の結論です。

この絶妙な怪しさに翻弄された一連の流れをそのまま書き殴ってしまいましたが、誰かのお役に立つ記事になっていれば幸いです。

ただし、同じような流れだったからと言って詐欺ではないケースばかりではないと思いますので、各々警戒は怠らないようにしてください。


私個人としてはまぁ中華らしい…という感想ですが、日本法人があるならもっとちゃんとしてくれという気持ちもあります。特に問い合わせ関連。

もうSwitchBotを使ってるよ!って人は、最近"スマートフォンアプリ「SwitchBot」にログファイルへの機微な情報の出力の脆弱性"(Yahoo記事リンク)なんてニュースがあったのでアプリの更新は必ずしてくださいね。

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