あのゲームが遊びたかったのに日本語対応してなくて泣く泣くプレイを諦めたこと、ありませんか?
この記事ではそんなPCゲームをツールの力により無理矢理日本語化して遊ぶための方法を解説致します。
ちなみにSteamを始め、Epic gamesなど基本的にプラットフォームは問いません。
前提条件
方法の説明に入る前に、大事な大事な前提条件について。
XUnity.AutoTranslatorというツールを使うため、
Unityを用いて作られたゲームであること
が必須条件です。
確認の方法として、
ゲームフォルダにこのようなファイルがあることで見分けることができます。※Unity製であれば100%どのゲームも日本語化できる訳ではないことをご理解ください。
相性の問題で出来ないゲームもあります。
ツールのダウンロード
使用するツールはこちらのgithubのページからダウンロードします。
本記事作成時点ではバージョンは5.3.0。アセットというところに色々と種類がありますが、その中の
TMP_Font_AssetBundles.zip(フォント)XUnity.AutoTranslator-ReiPatcher-5.3.0.zip(本命)
をクリックしダウンロードします。
今回はこの「XUnity.AutoTranslator-ReiPatcher」を使った日本語化の解説となります。
他のものだとマイクラでいうところのForgeのような前提MODの導入が必要だったりするところがReiPatcherだと必要なかったり、そもそも導入の手間が簡単なのがいいところ。
手順の解説
①上でダウンロードしたZipファイルを解凍
②解凍した中身の
arialuni_sdf_u2018arialuni_sdf_u2019SetupReiPatcherAndAutoTranslator.exe
をゲーム実行ファイルがあるフォルダへコピー。
例えばSteamならライブラリのゲームタイトルを右クリック→「管理」→「ローカルファイルを閲覧」で開くフォルダです。
ここでは「Two Point Hospital」というおま国ゲーを例に。
③SetupReiPatcherAndAutoTranslator.exeを実行、処理が終わったら何かキーを押してウィンドウを閉じます。
これにより[ゲーム実行ファイル名(Patch and Run)]ショートカット及び[ReiPatcher]フォルダが作成されます。
④作成された(Patch and Run)と付いているショートカットからゲームを起動し、タイトルメニュー等から一旦終了。[AutoTranslator]フォルダが作成されます。
※ここでAutoTranslatorフォルダが作成されない場合、少なくともReiPatcherでは日本語化不可です。
⑤作成されたAutoTranslatorフォルダ内のConfig.iniをメモ帳などで開いて編集します。
まず必須なのがLanguage=en
FromLanguage=ja
と「日本語から英語に翻訳」と逆になっているのを
Language=jaFromLanguage=en
へ書き換え。
次に文字化け回避のため、
FallbackFontTextMeshPro=
の部分に
FallbackFontTextMeshPro=arialuni_sdf_u2019
とフォントファイルを追記して指定。
オマケに翻訳文字数がデフォルトだとおそらく不足するため
MaxCharactersPerTranslation=200
を適当に
MaxCharactersPerTranslation=2000
等と10倍くらいにしてもいいかも。
最後に一番上、これは翻訳エンジンも変更することができます。
こちらは好みのため任意となりますが、翻訳が速い「GoogleTranslateV2」、時間はかかるけど正確性が増す「DeepLTranslate」、バランス型の「PapagoTranslate」あたりを使い分けましょう。
変える際は、
Endpoint=GoogleTranslateV2
とデフォルトではGoogleTranslateV2になっている部分を前述の他エンジンに書き換えましょう。
編集を終え、保存して終了して作業は終了です。
後は普通にゲームを起動するだけ。
画面に映るテキストが自動で翻訳されていきます。文字数が多いと時間が掛かったり、翻訳する必要のない部分まで翻訳されたり、そもそも翻訳できない部分もあったりとなかなか安定とはいきませんが、それでも大分プレイはしやすくなるはず。
特に字数が多いストラテジーやシミュレーションで効果を発揮します。
ここで紹介したReiPatcherが使えない場合のために、他のXUnity.AutoTranslatorの使い方指南もいずれできれば。
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