『Getting Over It with Bennett Foddy』壺おじさんでおなじみ名作鬼畜ゲーム!


"Getting Over It"…壺のゲーム。

おそらく今後も語り継がれていくであろうゲームです。

もうこの画面を見ると精神が不安定になる方もいるのではないでしょうか。

それほどまでに多くの方の心に深い深い傷を残したはずです。

ハンマーを使って山を登るだけのシンプルなゲームなのですが、

特定の人を、傷つけるために。
とわざわざ紹介しているほど、困難な操作性と道のりがプレイヤーを待っています。

Steamの実績にある「1回クリア」達成が全購入者の5%程で、「クソゲー」や酷いのになると「賽の河原」なんていう感想すらあります。

難しいだけなら他にいくらでもゲームはありますが、その難しさをくぐり抜けたと思った矢先、ほんのちょっとの操作ミスで全て無かったことになるというスパイスは強烈。

しかしながら、操作性に慣れた熟練者はどの部分でも上手いことクリアできるようには設計されていると気が付くので、「クソゲー」という感想はあまり聞こえてきません。

マウスだけで出来るというお手軽さと、スルメゲーとしての謎の中毒性、または理不尽に対する反骨精神で逆に虜になってしまうプレイヤーは確実に存在します。


ゲーム中でも言及されていますが、Jazzuo氏という方が2002年に生み出した“Sexy Hiking”という作品からインスパイアを受けて制作されたゲームだそうです。

しかしこのゲームの制作者は、実は『QWOP』というゲームを作った方でもありますので、元々操作性に制限を付けて無茶ゲーにするのが好きなんだろうなという感じです。


※注意※

このゲームのプレイに際し、以下に該当する方は注意が必要です。(個人的感想)

・心臓に疾患のある方

・高血圧の方

・ストレスの溜まっている方

・ゲームで腹が立つと、コントローラーやモニター等に当たる癖のある方

・買ったゲームは何があってもクリアしないと気が済まない方、も入れようかと思いましたが、これはもしかしたら逆にクリアまで意地を通せる可能性もあるなと考え除外しました。

あえてこの辺にリンクを貼っておきますね。


理不尽ポイント紹介

・シビアな操作性

このゲームは配信等で爆発的に広まりましたが、そのシンプルさゆえ難しそうには見えず「あれ?これなら出来そうじゃね?」と思わせてしまうことも罠の一種でした。

やってみて初めてどれだけその考えが甘かったか気が付くのです。

最初の木を越えるのにも苦労するかもしれません。

というのも、最初は全く思い通りこのハンマーは動いてくれないという操作性の問題があります。

進むどころか逆噴射するなんてのはよくあることです。

小さめのマウスパッドを使用していると難易度が上がります。

設定からのマウス感度についてはお好みで。


・オートセーブの存在

このゲームにはオートセーブが存在します。

いつ中断してもそこから再開できるので、良心的な機能かと一瞬錯覚します。

しかし実は強制的にセーブされるというわけで、失敗したポイントからすぐリスタートすることが出来ません


・容赦のないやり直し要素

1ステージ1ステージ途切れているわけではなく、連続性のあるゲームです。

そしてこの山は落下防止フェンス等、気の利いたものは一切ありません。

ということは、どれだけ進んでも1ミスで麓までの旅になる危険性が。

上のオートセーブ機能との合わせ技で、「致命的なミスでがっつり前からやり直さなきゃいけないけど、リセットかロードで回避する方法は無い」という鬼畜な仕様になっています。


・煽り

このゲームは音楽だったり制作者のコメントだったりがゲーム中に流れます。

しかし、そのコメントは未到達の場所に進んだ時か、大きく落下した時に主に出てきます。

ただでさえ自分の操作に腹が立っている所に「お悔み申し上げます」と被せられると、温厚な人でも…。

「失敗は成功の元」みたいな偉人の言葉の引用でさえ煽りに見えてくることでしょう。


難所とコツ

各ポイントをいくつかご紹介します。

まずは1番見ることになるであろう山の麓

ある意味でスタート地点のようなものですが、ここは基本の動きを覚えるためのチュートリアルです。

コツは、「大きくハンマーを回すこと」

時計の長針のようにグルグル回す感覚を覚えたら、後は割と適当でも登れます。

ここが序盤の関門

おそらくつまづく人も多いのではないでしょうか。

画像のようにこの壺男は真下に勢いよくハンマーを突き立てるとジャンプすることができますが、ここはその練習と思いましょう。

2ヶ所ある電灯に引っかけて上に行きますが、右角にある石に登らなくてもジャンプを上手くやれば1つめに届くくらい飛べます。

ここの難しさも相当。

一番安定するのはギリギリからジャンプして、ブラインドみたいな所に引っかけ飛び→青い壁から三角飛びでしょうか。

三角飛びしなくても真上に飛べたらそのまま頑張りましょう。

勢いで行った方が上手くいくかもしれません。


なお、クリアすると徐々に壺が金色になっていきます。



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