シミュレーションゲームと言えば日本より諸外国の方が市場が盛んですが、この"The Pig Simulator 2 VR"はその中でも異色だと思われます。
ブタ目線でのゲームは今までもあったでしょうが、養豚場から店頭に並ぶまでのシミュレーションをするというコンセプトなんてものは無かったはずです。
しかもVR対応。
ゲームページに特に説明はありませんが、製作者の意図がけっこう謎なゲームですね。
ダウンロード方法
まずは以下のURLへ。https://tekkler.itch.io/pig-simulator
ページ中ほどの「DOWNLOAD」ボタンを押すとすぐにダウンロードが始まります。
後は落としたファイルを解凍してアプリケーションを起動するだけ。
ゲームの中身
まずこちらのゲームはVR対応となっています。説明によるとHTCまたはOculus Riftデバイスで動作するとなっていますね。
ただ、VR機器無しでも普通にプレイすることが可能です。
スタートはこんな囲いの中。
画面下に見えるのは自分の鼻でしょうか。
操作はマウスとWASDで移動、Shiftで小走り、Spaceでほんの少しだけジャンプ?です。
出口には「脱出する為には鍵を見つけろ」とあります。
で、ゲームページには「殺されないように最後の探索に挑戦」みたいな文章があるのでもしかしたら本当に鍵が?と思うのですが…結局見つかりませんでした。
中央付近にある白い立方体が非常に怪しいのですが、これも何だか分かりません。
最初はオブジェクト表示がバグってこうなっているのかと思いましたが、何度やってもこのままでした。
トラックが目の前に到着したらドナドナの始まりです。
遠くに逃げようとしてもいつの間にか荷台に積まれてしまいます。
幾ばくか走った後、トラックは建物の中へ。
トラックの中はたくさん鳴き声がするので、自分しかいないように見えるのはバグだと思われます。
工場の中は他の豚の尻を見てるのが多いですね。
後ろからだったり横からだったり板が迫ってきて強制的に動かされますが、何度も移動するこの構造効率悪くない?
リフトのようなものに乗せられた後は、皆でバタン。
薬…かな?
この辺からもう動くことはできません。
ベルトコンベアで流された後は、吊るされて移動。
みんなと同じ格好だったとしたらこの視点はおかしいですし、豚の体重は片足で支えきれるものなのでしょうか。
調べてみたら日本で食用になる時は100~120kgくらいらしいのですが、足首千切れそうですね。
そして次に目が覚めた時は…
どう見てもスーパーです。
左右にはデカイソーセージらしきものが。
自分もこの状態だとすれば、この視点は相当ホラーです。
真面目にこれは一体なんでしょうか。
いや、ソーセージでも挽肉でもいいんですが、冷静に考えてこんな数十kgありそうなものを買っていく人はいないでしょう。
外国ならありえるのか…?
ゲームもこれで終わりで、買い物客の姿はあるのですがいくら待ってもストーリーが進んだりはないようです。
「現実にそんなんないだろ」という表現が散見されるおかげで、リアルさが薄れて精神的ダメージは少なくなっているのは助かりました。
しかし、私たちの生活はこうやって散らされた命の上に成り立っているということを考えさせてくれますね。
ゲーム的に言うと最初の柵の鍵は本当にあるのか気になる所です。
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