Elona、悠遠物語、洞窟物語…名作と言われるフリーゲームはたくさんありますよね。
その中で、 ざくざくアクターズ というゲームはご存知でしょうか。
意外と知名度は高くないような気がします。
いえ、当然知られてはいるのでしょうが中身のクオリティの高さに知名度が追いついていない気がする、といった方がいいですかね。
「らんだむダンジョン」の名前は有名ですが、これは同じ作者の「はむすた」氏が制作されたゲームで、間違いなく「らんだむダンジョン」に引けを取らない面白さですので、この場でご紹介させていただきます。
らんダンのご紹介↓
【名作ゲーム】らんだむダンジョンの面白さを多くの方に伝えたい
ざくざくアクターズは「窓の杜2015年ゲーム大賞」と「フリゲ2015 2位」を受賞し、さらに2015年に秋葉原でコラボカフェが開催されています。
ざくざくアクターズというゲーム
大まかなゲーム内容
RPGツクールVX ace製のフリーゲームで略称「ざくアク」。
基本はRPGで、戦闘は最大8人(イベント時除く)パーティーでのコマンド選択・ターン制。
勧誘して仲間を増やし、お金を稼いだりお店をやったり会議をしたりで王国を大きくしていくゲームです。
ほのぼのムードが主で、シリアスあり・ホラー(?)少しあり。
2014年公開開始だったのですが、アプデで大幅なボリュームアップを繰り返し2018年7月のものが最新バージョンになっています。
なんと仲間になるのは現在39キャラ!(女性多数)
強化するためのアイテムとシステムがあるので、愛さえあればどのキャラでもラストまで使えるのが素晴らしい。
vectorコメントでのはむすた氏いわく、「らんだむダンジョンよりはストーリー寄りで、80時間程度はプレイできると思います」。
80時間…?
コンプ気性を発揮するとこうなります。厨パですみません。
2017年12月、待望の水着イベントを実装。
らんだむダンジョンとの大きな違いとして、前作狂気とも言えるほどのテキスト量を誇ったアイテム・装備の詳細説明が今作は無くなっています。(通常の説明欄はあり)
残念ですが、その分総アイテム・装備数(大事なもの含む)は前作より約400個増えて1563個になっています。
ストーリー
「召喚」という技術で栄えていたとある世界。
異世界からたくさんの異能を持った人を呼んで仕事をさせていましたが、やがてその技術に調子に乗り必要以上に呼んでしまいました。
当然仕事も無く、受ける扱いも悪かった彼らの一部は暴徒と化します。
一応鎮圧はされますが、召喚でこの世界に来た者たちは「ハグレ」と呼ばれ軽んじられます。
そんな軋轢がある世界で、2人の少女が「ハグレ」の住みやすい王国を作ろうとする所から物語が始まります。
主人公達
・デーリッチ
ハグレ王国の国王様。
ポンコツですが求心力は抜群。普段はお子様です。
「~でち」という語尾が特徴。
頭に王冠を乗せ、元祖召喚士の鍵「キーオブパンドラ」という専用アイテムを持っています。
基本はヒーラータイプというゲームの主人公としては非常に珍しい役割。
・ローズマリー
冷静で薬の知識がある王国の参謀役。苔のお姉さん。
デーリッチのお目付け役であり厳しい面もありますが基本は甘々。
敵に対しては冷徹な一面も。
主に攻撃魔法タイプ。
この2人が王国の中心となりストーリーが進みます。
さらに紹介
テンプレ的な感じを取っ払ってこの作品を紹介してみましょうか。
まずはキャラの話。
実は、割と最初期からこの作品を知ってはいましたがはむすた氏が自ら描いたキャラ絵と、デーリッチの「~でち」で敬遠していたんです。(ゴメンなさい)
もうアナンタ達のイメージが強すぎて。
語尾に関しては、ちょっとだけやればもう気にならなくなります。
絵は、後半にかけて凄い上達したのが分かります。
いつの時期に描いたのか分かるくらいに変わっていくのが本当に凄い。
立ち絵なんかの変わらないものも語尾と同じようにすぐ気にならなくなりますけどね。
シナリオについての話。
ほのぼの路線もいいし、シリアス路線も秀逸です。
森の中の逃亡はヒヤヒヤですし、山の頂上のあのシーンや某パパのところは普通に泣けます。
バージョンアップでボリュームを増やす時、それまでのシナリオに絡めるのが非常に上手く違和感を感じないのが素晴らしい。
キャラについての話。
はむすた氏のキャラ愛がヒシヒシと伝わってくる作品です。
幅広い性癖をカバーしていらっしゃる。
どのキャラも蔑ろにすることはなく、それぞれのキャラは立っているし見せ場も用意されています。
個人的にはメニャーニャというネーミングセンスに非常に感銘を受けました。
最後にシステム的な話。
システムというかユーザビリティについてですかね。
この点においては間違いなく全ゲーム中最高です。
プレイしていて操作性で不快と思わせない作りを徹底しています。
戦闘の高速オート化、デフォでの移動スピード高速化、取り逃したら終わり系アイテム無し、回想、水着変更等々。
自分がプレイしてどうか、という遊ぶ側の目線で調整をしてくれています。
かといって低難易度という訳では無く、難易度の調整も絶妙です。
縛りプレイでもなんとかなりますし、「アナンタ式」でも両方行けます。
普通にシナリオをクリアしているくらいのレベルでは倒せない超強敵という存在も大きいですね。
問題はアイテムコンプを目指した瞬間、すんごい時間泥棒に変貌することくらいでしょうか。
そのコンプ要素も含めて、「なんでフリーゲームなんだ」というくらいの素晴らしいゲームです。
本当にもう有料だって全然おかしくないクオリティ。
ダウンロードはvectorのソフトDLページから。
プレイにはツクールVXace用RTPというものが必要となりますので、未インストールの方は
よりダウンロード、インストールして下さい。
作者のはむすた氏のブログはこちらから。
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