人気チャットツール「Discord」が、今後のアップデートでゲームストア機能を搭載すると発表しました。
現在カナダ国内で5万人ほどのベータテスターがおり、今後さらにその人数を増やしていくとのことです。
現在Steamに引けをとらないくらいの利用者がいるとされるDiscordがゲームストア化することで、どのように業界が変化するかは注目したいところです。
将来Discord内で予定されている機能
Discord Nitroの機能拡充
現在の有料サービス、「Discord Nitro」にゲームを遊べる機能を追加するとのこと。これは公式で「ゲームのNetflixのようなもの」と言っていますが、Netflixのようなサブスクリション方式でゲームを配信する予定のようです。
※サブスクリション…対象物の利用権を借りて、期間に応じて料金を支払う形式です。「年間購読」という意味ですが、日本で言うと「レンタルサービス」の方が近いかも。
Nitroで配信されるゲームは、今後展開するゲームストアで販売されているタイトルは含まれないようです。
ゲームストア開設
we’ll be launching a curated game store experience similar to one of those cozy neighborhood book shops with recommendations about the hottest and newest games from us to you.「最もホットな最新のゲームについての推奨事項を持つ居心地の良い近所の本屋のような、キュートなゲームストア体験を開始します」
とのこと。
ランチャー内でゲームを販売、購入するというのは大雑把に言ってしまえばSteamと同じようなものと考えていいかもしれません。
しかしシステムと機能面でSteamとは違う点があります。
First on Discordという制度
「First on Discord」という形式で販売されたゲームタイトルは、90日間他の媒体で販売できない
という制度があると発表がありました。
これに属するタイトルは先行独占配信になるということです。
Discord側にしか得の無い制度のように見えますが、おそらくその間の売り上げのインセンティブが増えるような契約を開発者とするのでしょう。
ユーザーにとってはほぼメリットの無い制度かも…?
他ランチャーのゲームもプレイできる
Discordのホーム画面にユニバーサルゲームライブラリを追加し、他のランチャー(Steamのような)に入っているゲームもスキャンし起動できるようになるとのこと。
この場合はDiscord上で他のランチャーとゲームを起動するようです。
ランチャーがまとめられるのはいいことですが、まだ簡単な説明に留まっていますので実際にはどのような挙動になるのか気になる所です。
例えば実績、フレンド、メッセージなんかの連携はどうなるのか、二重にゲームをインストールすることにならないか等、プレイする側としては心配になってしまいます。
アップデートの時期について
今のところ時期についての明言はありません。しかし当ブログで取り上げさせていただいている「Last Year: The Nightmare」という発売予定のゲームで、先日上げた記事があります。
【Last Year: The Nightmare】価格は決定!発売日はまた延期?そしてまさかの独占先行!?
これの中でゲーム開発者側の発言として
・「First on Discord」として発売すること
・発売は2018年秋後半になること
とあります。
ということは遅くともDiscordのアップデートは秋には来ると考えられます。
First on Discordに合わせて発売されるタイトルが「Last Year: The Nightmare」の他にもおそらくいくつか控えているだろうと思いますので、ストア実装後のラインナップは楽しみですね。
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