Chilla's Art(チラズアート)さん製ゲーム"自撮"の謎のいくつかを考察します。
エンディングを見ていることを前提で進めていきますので、重大なネタバレにご注意下さい。
サポーターコンテンツ集めの方はこちらの紹介の最後にちょっと載せています。
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自撮考察まとめ
ストーリー全体の骨格
今作は映像会社に勤める男が過去に何かが起こった廃屋を訪れ、ビデオテープにてどうしてこうなったかというのを探っていくというストーリーのファウンドフッテージと呼ばれるジャンルです。
現世の会社員とビデオの中の男の行動が交互に繰り返されていくのですが、その行動について詳しくは言及されず謎の多い物語になっていますので、まずは全体の形から考察していく形にします。主となる大きな謎は、
①この家で起こったこと
②謎のトイレの存在
の2点。
それがキリストと思われる絵とマリア様の像、そして十字架。
異常なペースで人が死ぬ家、まさに悪魔憑きといったところでしょうか。
この家にいたのは夫婦(最初の犠牲者)とどちらかの両親のじいちゃんばあちゃん(第3、第4の犠牲者)、そして撮影者である子供という家族構成だと思われますが、この子供に悪魔が憑いていて、その影響で家族が犠牲になったということだと思われます。
代々悪魔に悩まされていた家系だったからキリスト教になったのか、最初からキリスト教で悪魔が後から憑いてきてしまったのかは分かりませんが、仏壇と神棚があって地下にお墓?などがあることから隠れキリシタンの末裔のような一家だったのかもしれませんね。まとめると、
キリスト教の家の子供に悪魔が憑いて、次々と家族を殺してしまった
ということになります。
トイレの悪魔について
トイレからあれこれ持ってこいと指示をしていたのが悪魔だということはほぼ確定ですが、この悪魔には少し違和感があります。
果たして悪魔が「じいちゃん」「ばあちゃん」呼びするでしょうか。人外が人間を呼ぶときにはあの老人、とかそういう呼び方だと思うのです。
これは子供に悪魔がほぼ同化している、もしくは子供そのものが悪魔になっているということを示唆しているのではないでしょうか。
おそらく本人は「トイレで指示されている」と本気で思い込んでいるのでしょうが、実のところ頭の中の声と会話しているだけで、トイレ自体には何もいない(1人になれる場所ならどこでもよかった?)、ただ自分が「悪魔っぽいと感じる行動を自分自身に指示」をしているだけなのかもしれません。
逆さ十字なんてまさに悪魔的な行動ですし、それによって出てくる女神像たちは最後の警告をするために出てきた存在…かも。
悪魔説の強化と実績の謎について
このゲームには実績にも仕掛けがあります。
1と0だけの二進数の実績名に6の倍数の解除条件。
6が悪魔の数字を意味するものということで、ここでも悪魔の匂わせがされています。
さらに2進数の実績名は、6→12→18…と数字が若い順から並べて二進数を日本語にするバイナリ変換をかけると「サタン」となる、ちょっとした隠し要素になっています。
残念ながらChatGPT君はちょっとアレでした。
残念ながらChatGPT君はちょっとアレでした。
黒塗りの謎
ゲーム中、所々に黒塗りのモザイクのようなものが出現します。
さらに居間にある記事には「編集された映像が出回る、隠された部分には(以下判別不明)」とあるので、送り付ける際に編集されたものであるということでしょう。もちろん送り付けるのは悪魔側ですので、そちらに都合の悪いものが映っているという想像が付きます。
地下では悪魔から見ると敵であるキリストや女神の顔が隠されていましたが、他の場面で唐突に出てくる時もそうだったのかもしれません。
最初のお葬式のようなシーンではさすがに両親の顔を見せたくなかったから?(ここで子供と悪魔が同化している説が補強されるかも)
記事になっているものに関してはこの家のことではないようですが、この悪魔は聖なるものを大衆の目に触れさせないような能力でも持っているのでしょうか。
秘密を知っている人間を始末する、というならそもそもテープを送り付けなければいい話ですしね。
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