『パラソーシャル』いくつかの簡単な考察【Steam】


Chilla's Art(チラズアート)さん製ゲーム"Parasocial | パラソーシャル"の謎のいくつかを考察します。

エンディングを全て見ていることを前提で進めていきますので、重大なネタバレにご注意下さい。

エンド分岐攻略はこちら

パラソーシャル考察まとめ

今回はとりあえず横の話→考察という順で。

過去作との関係

今作はこれまでチラズアート製ゲームに登場した人・モノなどがたくさん登場しており、それが結構面白かったのでご紹介します。

・赤マント
初日にプレイするゲームが「赤マント」のデフォルメ版。

・行方不明もしくは終焉介護?
こちらは確証がありませんが、リスナー提供のゲームに出てくるダイニングキッチンの汚れ具合が「行方不明」や「終焉介護」の様子に似ています。

・閉店事件
「閉店事件」の舞台となったチラズカフェがそのまま登場し、あれから4~5年経過していると思われますが船橋や当時の主人公と思われる人物が働いている様子が見えます。

あのエンドで生きていた…?
ホームレスはおそらく当時から貧乏そうだった「かいや」。
外から覗くと顔が見えるフード男は今も元気でストーカーをしているようです。
さらには探偵「はっさく」の弟子らしいヨサクに味が分かる男「ジェイムズ」、当時女子高生3人組で来店していた内の2人「マリ」「マユミ」(当時から少しぽっちゃり)。

ヨサクははっさくから半分くらいしか受けついでいないから"四"サクなのでしょうね。
ちょっと薄いかもしれませんが、バスも同型?

あとまだ登場していると思われる人物がいるのですが、それは一番最後で。

・夜勤事件?
ゲームや夜食を買いに行くコンビニはBGM含め「夜勤事件」意識?

これは確証無しです。
エンディングでダイレクトマーケティングも入ります。

・ヒトカラ
コンビニに行く場面、ストーカーの車と思われる軽バンが停まっていますが…
こちらは「ヒトカラ」の車
なんと「ヒトカラ」のあのコーチが乗っていた車とナンバーまで一致。

売ったり買ったりしたらナンバーは変わりますので、これは単なるセルフオマージュということを知らせたかったのか、もしくはコーチと犯人が何か個人的な繋がりがあったということの匂わせか、それは不明です。

見つけた過去作との関連はこんなところ。

もし他にもあったら情報をお待ちしております。

ストーリーの謎と考察

今作、ストーリーの仕組み自体はグッドエンドルートを見ればおおよそ分かるようになっています。
動機は主人公に執着したリキヤが、正義のヒーローを演じてヨリを戻そうとしたということ。

そのために協力したのが親族2人+他1人。
母親は息子を溺愛し過ぎているが故の協力関係だったっぽいですが、後の2名はおそらく(母親手出しの)金銭的な繋がりではないでしょうか。

ちなみにこの場面、管理人がマンションの廊下で煙草を吸うこと等有り得ないということからニセモノだと感づくプレイヤーも結構いたのでは?
ポストから覗いて花を投函してきたのもおそらく母親で、そのままの流れで一服するという非常に軽率な行動をしています。

誰か見なかったか?何故スルーした?と主人公に問い詰められたらなんと言うつもりだったのでしょうか。

追記:コイツは良く見るとゴミ捨ての時の男に似ているのでそっちの可能性もありそうです。そうなるとタイミングのいい花ということからコイツもリスナーかも、という可能性と偽管理人がスルーしてその後もノータッチという大きな謎が残ります。

顔バレを仕向けた犯人の計画と目的

本作では「VTuberが顔バレしたことが原因でストーカーに遭う」というミスリードがありますが、実際には「自宅を盗撮され配信活動がバレてネット上でもストーカーされていた」というのが真実です。
このコメントを打ってゲームを提供してくれた「ニイナ大好き」というリスナーがリキヤだと思われます。

「ニナ」じゃなくて本名の「ニイナ」なのがその証拠。
※アスカも本名は知っているが、最後のゲームの際にリアルタイムスマホ盗撮とコメントで最低2人必要なので無理

そもそも顔バレして次の日に隣の部屋に引っ越してくるという早すぎる行動は無理だと思われます。
リキヤは付き合っていた時からカメラを仕掛け、配信活動を知り、協力者を集め、仕掛けのあるゲームを作り、マンションの隣の部屋を確保しておくという準備を済ませていたのでしょう。

ウイルス検知には引っかからなかったものの、リキヤが提供したゲームが原因で意図的に配信事故を起こされたことはほぼ確実ですが、ここまで執着している女性の顔をネットで晒し者にするとは考えにくいものです。

目的は一体何だったのでしょうか。

おそらく、リキヤが「なにぃ、嫌がらせを受けてる!?俺に任せろ!」の取っ掛かりを作るためにストーカーが付いてもおかしくない状況をムリヤリ作ることが主目的だったという可能性が1番高そうです。

配信活動側に容疑者がいるとなれば疑いの目を自分から外せますし。

ただその場合、そこまで手間を掛けなくても配信コメントやSNSでそれっぽい言動だけすればストーカーのふりくらいできそうな気はします。

杜撰な計画

実はかなり計画的に仕組まれていたと思われる今回の事件。

ただ、その割にはよーく考えてみると前述の母親の行動を始めガバっぷりが目立ちます。
ストーカー役は有能な動きをしていたはずですが、他のリスキーな行動がどうしても気になります。
・コンビニでアスカを貶めようとした件、元カレより親友を信じる可能性の方がどう考えても高い
・そもそも事前に「こんなことあったよ!」と報告が来ていたら終わり
・交番の前でニセの制服を着てウロついて捕まったら終わり
・どこかのタイミングでニセ警官を通さず110番したら終わり
・顔バレ後に脅迫に屈せず配信を止め110番したら終わり
・管理会社に管理人の件を問い合わせたら終わり
・バッドエンド後、主人公が事件のことについて調べたら本当は捕まってないことに気付いて終わり(そもそも親友に証拠を撮られている)

と、計画を完遂すること自体が奇跡的な確率でしか成し遂げられないことだったはず。

ダメなら無理矢理ストーカー役に襲わせて…ということもできたかもしれませんが、それで本当に事件になってストーカーがしょっぴかれて喋ったらそれも終わりです。

時間はあったのに、どうしてこんなことになってしまったのか…。

確かに「千羅ニナ」がリスナーにゲームのリクエストを求めたという自然に計画をスタートできる絶好のタイミングがあったものの、それさえ計画が整ってなければ後から「これやってみてください!」と送り付けてもよかったはずです。

おそらく…「俺が最後に助けてヒーローになる!」という目的が先走ってあまり細かいところは詰めていなかったのでしょうね。

リキヤだけでなく、親族全員ちょっとアホの子だった可能性が高い、ということかも。

謎の人物

本作には本編に直接関係がないような謎の人物も複数います。
まずこのコンビニで見かける大きな女性。

モデルは都市伝説的な存在の女性「K.カズミ」さんだと思われます。

実在はするけど数々の噂は嘘というのが今の定説…?
そしてゴミ捨て場で会うこの男。
そもそもの顔が怖いのですが、なんとコイツはよーく見ていると主人公が捨てたゴミと思われるものを持ち去って高速で消えていきます。

その後展開には一切絡まないため、ストーカー犯候補としてのミスリード及びただの変態のようです。
最後に、グッドエンドのTV画面を載せて終わります。

ここにK.カズミさんと思われる人物、そして変態ゴミ男が再登場。

そして、左に見える2人組は「閉店事件」でOL客として来ていた先輩後輩「すみか」と「なな」に見えますが、はてさて。

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