あの左へ進むだけの名作ホラーゲームシリーズより、2022年12月22日に公開された新作がこちら"つぐのひ -忌み夜の喰霊品店-"。
作者はImCyan(アイムシアン)氏。
シリーズ10周年を迎えたタイミングで発表された今作は「スーパーでバイトを始めたら、奇妙な万引き犯がいるようで…」というお話です。
このホラーゲームはPC・スマホで無料プレイが可能で、プレイ時間は約40~50分。
攻略という訳ではありませんが、"もう1つのエンド"も軽くご紹介します。
ダウンロード版とブラウザ版、ゲームマガジン公式アプリでのプレイが可能です。
操作は左キー+エンターかクリック、もしくは画面の左側をタップするだけ。
ストーリー
※ネタバレ注意※
今作は霧立さんという女の子が主人公でスーパーのバイトに応募したところから物語は始まります。
パラパラとめくる作業はつぐのひとしては新鮮な作業。
本業モデルで1時間しか働く気のないメグちゃんが同期ですが、この子は何故受かったのでしょうか。1日目、この時点でバイトを始めてからある程度の期間が経っているようで、すでにメグには大分なつかれています。
そのメグから「青い手が商品を盗んでいるのを見た」との話を聞きますが、主人公はそれについてどう扱うか決めかねているよう。
2日目、早くも不穏な空気が。
2日目、早くも不穏な空気が。
言葉は変ですが同じ服を着て「吉村」と名札がある人物から、メグの手がかりらしき情報が。
結局メグは見つけられないものの現実世界には戻ることができ、メグから主人公へと渡すものだったらしい藁人形を受け取ります。
4日目、現実への侵食。
最後で、藁人形と「むぃげぁわぁるぃ」の意味が発覚します。
4日目、現実への侵食。
「つぐのひ」。
完全に"忌み夜"の世界に閉じ込められた主人公と店長。
ただ店長は今まで無事だっただけあって、この世界で言葉の規則性から翻訳表まで作り出し、両の目を潰されても未だ正気と判断力を失っていないという強靭な人物でした。今までのシリーズの中で最も有能な人物ではないでしょうか。
彼のおかげでここからは完全に翻訳することができます。
例えばエンディングにも出てくるこの壁の文字は「私TaChiHaKoKoNi生KiTeIMaSu(私たちはここで生きています)」。
しかし残念なことに、霧立さんにはもう現世の言葉は意味を為さなくなってしまいました…。
というところで終了です。
もう1つのエンディングとちょっとした考察
今作は隠しというべきか、単なるルートというべきか分かりませんが、とにかく1周目のエンディングからさらに続きのストーリーとエンディングが存在します。
ヒントは1周目エンドのここ。"「丑三つ時」…鏡の前に来て…"
丑三つ時とは午前2時~2時30分のことなので、現実のその時間まで待って再びプレイしましょう。
時間が時間ですので、どうしてもできないという方はPCやスマホの時間をいじくる手段を使うのも止むを得ないかも。
そして、タイトル画面の「鏡」をクリック。要約すると「忌み夜に捕らわれてもう現世の記憶が曖昧。しかし現世には帰りたいからそちらから私を探して」といった感じです。
「この中に私はいる?」とチラシを見せられて、また新システムめくるターン。
「この中に私はいる?」とチラシを見せられて、また新システムめくるターン。
違う人を選ぶとバッドエンド…かと思いきや、それぞれの説明が聞けます。
ここでメグを選んだ際のメッセージは、「唯一、この子だけは現世に帰れたのです」。
一覧には彼女を示すものはないのですが、鏡の横にチラシがあるのでそれで思い出させてあげましょう。その後、「これはあなたと私の絆」と、あの藁人形を渡されてエンド。
詳しくは分からないけどこうすれば現世に帰れるような気がする、と嘯いていますが本当のところはどうなのでしょうね。
で、現世に帰れたと明言されているメグの方ですが、霧立さんを身代わりにして戻ったということで間違い無さそうです。
ただ、この戻った時の彼女は、先輩を身代わりにしたということを理解していて喜びというより後悔、悲しみの気持ちを爆発させていたように見えます。(本当に霧立を慕っていた、または好意を持っていたと読み取れる)
そしてボロボロの体は治っているようには見えないので、この先どうするのでしょう…。
この藁人形ですが、どうして彼女が持っているのか、忌み夜世界で入手したもしくは渡されたとしてもどうしてそれが彼女だけなのか等、そういったところは完全に謎です。
それはさておき、このゲームで一番怖い所は「段々忌み夜世界の言葉がスラスラ読めるようになってきて、ふと自分までもそっち側に近くなっていっているような気分に気付いた時」ですね。
|
|
0 件のコメント :
コメントを投稿