あの左へ進むだけの名作ホラーゲームシリーズより、2020年8月8日に公開された新作がこちら"つぐのひ〜昭和からの呼び声〜"。
作者はImCyan(アイムシアン)氏。
今回は「おばあちゃんちに泊まることになった女の子が、時空の歪みと恐怖に巻き込まれる」というお話です。
このホラーゲームはPC・スマホで無料プレイが可能で、プレイ時間は約30~35分。
プレイ方法
まずは以下のゲームマガジン特集URLへ。https://www.gamemaga.jp/tsugunohi/
※旧作になった場合にはページ下部のシリーズ一覧からどうぞ。
ダウンロード版とブラウザ版がありますのでお好きな方を選んでプレイしましょう。
ブラウザ版の対応はIE以外のブラウザで、iOSならバージョン9.1以上になっています。
ダウンロード版は解凍後、「Game」アプリケーションを起動します。
操作は左キー+エンターかクリック、もしくは画面の左側をタップするだけ。
ストーリー
今作は中高生くらいの女の子が主人公。母親が出張の間、祖母の家に泊まることになりましたが…。
この風景が1日目。
2日目はこれ。
後ろの建物、看板などが違っています。
もちろん、普通は1日でここまで変わることはありません。
おばあちゃんちに刻まれた柱の傷は、この子の母が子供の時に身長を計っていたのでしょうか。
この柱の傷も2日目以降、どんどん減って…。
このように、(タイトルで察しは付くのですが)日を追うごとにどんどん時代が逆行していきます。
母親と電話した際の「トイレは洋式に工事したはずで和式じゃない」ということからもそれが分かります。
本編にはあまり関係はありませんが、お葬式に出たはずの祖父に対して「あれ…?おじいちゃん、生きてるじゃん…」が呑気過ぎてツボでした。
やはりこの子も「つぐのひ」シリーズの主人公に相応しい鈍感力をお持ちです。
何故この状態をおばあちゃんが不思議に感じていないかというと、ちゃんと伏線があります。
1日目から、実はおばあちゃんは鏡に…。
その他にも、時計がおそらく4時44分というホラーっぽい時間で止まっていたり細かいところにこだわりが見えます。
「私の事、見えてるんでしょ?」
おそらくこのセーラー服の女子が、母親が子供の頃に見ていたという「知らない人」なのでしょう。
この状態のおばあちゃんの話を信じるならばですが。
そして最終日「つぐのひ」。
日本語が左から右に表記してありますので、太平洋戦争の時代まで遡ったと考えるべきでしょう。
「配給」・「ぜいたくは敵だ」・「防空壕」のキーワードもありますしね。
おじいちゃんトラップに掛かったおばあちゃんは昭和に引きずり込まれたらしいのですが、とっくに生まれている時代では?
この子が砂?石?にされるなら分かるんですけど。
ここで今作は終わりです。
セーラー服の元締めっぽい幽霊は、この時代に防空壕まで辿り着けずに空襲で亡くなり、たまたま近くにあったこの家にずっと憑りついていると考えるべき?
エンディング後にタイトル画面に戻ると、表記が左右逆になっている凝った演出が。
そのまま再び始めると「お前をずっと見ている」という言葉通り、ずっと背景にデカい顔が現れています。
分岐による隠しルートは今のところ確認しておりませんが、もし存在した際は追記致します。
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