Chilla's Art(チラズアート)さん製ゲーム"The Karaoke | ヒトカラ🎤"の謎のいくつかを考察します。
ネタバレしかありませんのでご注意下さい。
ヒトカラ🎤考察まとめ
まず今回はストーリーの肝であり前提から。
今作のメイン部分は分かりやすく非常にシンプルです。
盗撮&強姦魔という最低最悪の部活動のコーチが元凶で、それに対して自分と友人がどうするのかというもの。エンディングによってかなりストーリーは変わりますが、この根幹は変わりません。
おそらく道中わざわざ切り返したりしてこの軽バンでストーカー紛いの行動をしてきたのも彼だと思われます。
動機も取り巻く環境も明白で正直ほぼ語ることはないので、それ以外の部分で不思議な部分を考えていきます。
実はびっくりするようなことも隠されていたり?
思わせぶりだったアイツ
カラオケ店内で何度も主人公の前に現れたこの人。
通路の真ん中に立っていたり部屋に入ってきたりと色々やりたい放題でしたが、これは一体誰だったのでしょうか。おそらく道中わざわざ切り返したりしてこの軽バンでストーカー紛いの行動をしてきたのも彼だと思われます。
はっきり言ってしまうと断定する要素はありませんが、彼は「カラオケ店の店長佐々木」である確率が高いと考えられます。
スタッフルームのCDのところに名前が出ており、嫌われているような描写もありますね。根拠としては、
・女性店員の「もう(食べ物)持って行ったけど」の直後、彼が部屋から出てきてポテトが置かれていること
・そのポテトにメルアドを入れられるのは内部の人間の可能性が高いこと
・あんな不審にうろついているのに何も言われていないこと
の3つが挙げられます。
これが合っているなら彼のフルネームは佐々木ユウタロウということに。
さらに深読みするなら、女性店員の「制服…高校生…だよね?」という含みのあるセリフがありましたが、これは店長の女性趣味を知っているからこそ"色々はっきりとは言えないけどやばいかもしれない"という中で出てきた言葉だったのではないでしょうか。
それならば店長に対し「嫌です」なんていう張り紙を残す職場環境になっていてもおかしくなさそうです。
途中で主人公が唐突に寝たのは、コイツが持ってきたであろうドリンクに薬が入っていた可能性すらあります。
これらのことが次の謎に繋がってきます。
エンディング3の謎
更衣室で発見したカメラをそのまま交番に持って行くことで到達するエンディング3。
コーチに追いかけられ、無事に逃げ切るも「友達からは何度も電話が掛かってきてたけど出れず、その子は後日自死してしまった」(その日何かあった)というものですが、よく考えるとおかしいことが分かります。いくら頭のネジが飛んでいるコーチでも、自分が仕掛けたであろうカメラを警察に持って行かれた状態では気が気ではないはず。(証拠隠滅していたとしても)
やけっぱちになった可能性はありますが、通常その状態で女生徒を襲うとは考えにくいとは思いませんか?
そこでこの佐々木ユウタロウ店長(疑惑)です。もしかして友人はこの時、先にカラオケに行ってコイツの目に留まってしまったのではないでしょうか。
簡単にラインを踏み越えてくるタイプのようですし、別ルートで主人公は部屋に入られるくらいで済みましたが、友人は…。
もう1人の佐々木
カラオケ店の佐々木に加え、もう1人佐々木が本作には登場します。
CD置場に書置きしていて、コーチも言及している「佐々木先生」です。主人公と友人の他、この名前しか出てこない人物が無関係な訳ないとの前提で考えると…。
カラオケ店の佐々木と親族、おそらく兄弟説が出てきます。
前までの「佐々木店長はあのおかしな男」という考察を引っ張ってくると、それと血の繋がりがあって、コーチが関係しているという時点であまりに印象が悪い。
もしかしてこの教員も事件に関係している…?
共犯
誰でも警察に通報するはずです。
しかし、ここのカラオケ店は通報どころか誰も助けにはきてくれません。
ここから、佐々木店長(例えあのおかしな男でなくても)とコーチはグル…?との疑念が生まれ、その繋がりはどう考えてもコーチ→佐々木(教員)→佐々木(店長)となった可能性が高いと思われます。
タイミング良く後ろを尾行してきた軽バンを思うに、もしかしたらカメラ映像や音声までも筒抜けだったかもしれません。
カメラの件では「これは俺が預かっておこう」なんて犯人しか言わないセリフを吐いたコーチが一枚噛んでいるのは確実ですが、W佐々木もどこかで関与している可能性はあります。強姦現場としてカラオケ店を提供していた見返りにカメラの映像を渡す、というような3人ないしは2人の協力関係にあった可能性は非常に高いのでは、と個人的には考えています。
考えてみれば、入口を塞いで裏口から入ってくるという明らか普通でない一連の流れが手慣れているし、監視カメラに対し顔を隠そうとしないどころか見上げていましたね。
無理矢理佐々木先生を犯人側にこじつけようとしていると感じる方もいるかもしれませんが、これに関してはもう1つ根拠があります。
ダッシュボードにあったフォルダを警察に持って行くエンディング5。白昼での逮捕劇になるシーンですが、これは明らかにおかしい。
これがコーチだとすると、
・夜の時点で御用になっているはず
・夜に捕まらなくても翌日学校にノコノコ来て捕まったことになる
という二重のありえなさがあります。
これ、コーチが自白して捕まった共犯者、つまり佐々木先生ではないでしょうか。
それなら白昼に学校で逮捕されたことの説明が付きます。
ちなみにここの警官は顔をよく見ると「行方不明」の時に登場した山田(と船橋っぽい後ろ姿)です。謎の人物
最後は本編にあんまり関係ないと思われるものの紹介を。
カラオケ中、ドリンクを取りに行く場面でカウンター側から27号室側へ歩いているこの女性は誰だったのでしょう。携帯をいじる姿から女性店員かと一瞬思いますが、服装も顔も違います。一般のお客さんにしては存在感があるけど関係はないのでしょうか…?
電話じゃなくてメールを打つだけなら室内でもできるのに。
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