Steamのゲーム"帰り道 | The Night Way Home"の簡単な考察をしていきます。
もちろん重大なネタバレ注意で。
紹介のみの記事はこちらです。
帰り道考察まとめ
今回はストーリーがかなり明確に描写されているので、考察は短めです。
最初にこのゲームの設定を挙げておくと、
・リナ…主人公。女子中学生で、片親で母親が多忙なため寂しく思っている。
・船森セツナ…行方不明になったとニュースで報道されていた女子中学生。DVを受けており、家出したいと前から話していたらしい。
ほぼ確実に「セツナ」はトイレで泣いていた少女のことだと思われます。
同調してしまったばかりに?「お前も家に帰さない」と怪物になって追いかけてくる様は、もう彼女はこの世にいない存在だということを感じさせます。
そしてこの右手を掴まれたシーンに注目。
暗転と共に「カチカチカチ」という音が鳴りますが…これはカッターの音に似ていると思いませんか?
実はエンディング直前、女が侵入してきた時も同じ音が鳴ります。
トイレでは「右手」を掴まれて、そこを攻撃されたとしたら矛盾が生じます。
この謎を考察の肝とします。
この矛盾を説明するために、
・どのステージにも人間が誰もいない
・自分の幼少期の記憶が影の姿となって存在しており、それによって母親への想いを確認する
・自宅の場所を何故か忘れている
・トイレで目覚めた後、腕に傷は無かった
以上を材料として推測すると、
「実はゲームの世界はリナの夢か空想だった」説が有力になってくるのではないでしょうか。
そうなると、手の傷は「セツナ」にやられたものではなく、リナが寂しさゆえ自らを傷つけてしまったもので、それが行き過ぎて気絶していた際に見た風景がゲーム本編なのかもしれません。
縦に1本ザックリいくのはちょっと自傷行為としては考えにくいのかも…というのはありますが、逆にこれだけの傷なら長く気絶することもありそうです。空想の世界で「セツナ」という存在に追われたのは、やはり無意識化で同調したせいと考えられます。
あれが本物だったのか、それともリナが作り出した幻影なのかは分かりませんが。
逆の手にケガをしていたのは、現実に起きたことじゃないとプレイヤーにヒントを与えるため?
とまあ今回の考察はこんな感じで締めさせていただきます。
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